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沖縄にはヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど独自の進化を遂げた生き物を育んできた自然があります。また、独立国「琉球王国」、日本への併合、アメリカの支配下、日本への復帰と歩んできた特異な歴史を持ちます。そうした沖縄の自然と歴史を記録しながら、この「美ら島」がどこに向かうのか、みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。

沖縄探見社代表の高橋哲朗がブログもやっています。出版・編集の仕事をやりながら感じたことなどをつづってみました。時間があったらのぞいてください。

(ここをクリック)→http://okinawatanken.seesaa.net/


※沖縄探見社の既刊本は<沖縄の伝統芸能>コーナーの下

沖縄・米軍基地データブック

A5判、全96 ページ、高橋哲朗著

定価945円(本体価格900円+税)

沖縄探見社発行

1950年代、本土で縮小し沖縄で拡大した米軍基地

沖縄の「負担」とは何か、どこから来たのか

航空機騒音、事故の危険、米兵犯罪、環境汚染…

数字と図表、やさしい解説で読む、基地問題の今と歴史

(詳しい解説や商品の注文はこちらをクリック)


復帰40周年に「記念日」を考える

沖縄本土復帰記念日の5月15日を前に沖縄大学土曜講座「日本復帰40年を問う―沖縄の政治・行政の変容と今後の展開可能性―」が5月12日、同大学で開催された。沖縄出身の元国会議員ら6人をパネリストに招き、沖縄の過去、現在、未来の3部に分けて話し合うパネルディスカッションの形式をとった。

 

パネリストは沖縄の復帰前と復帰後を政治や労組運動の第一線で見てきた人ばかりであり、今回の企画はそうした人々の意見や証言を聞く貴重な機会であったが、少々物足りなさが残った。たとえば、第1部では「戦後の沖縄」という大きなテーマに対して、パネリストが意見を言えるのは1人5分。参加者からの質問に答える時間があるものの、1時間という制限があるため、議論を噛み合わせる余裕はなく、全体としては「ぶつ切りのコメント集」の印象だった。

 

聴衆の集中力を考えれば、むやみに開催時間は延長できない。もっとテーマを絞り込んだ方が、議論がかみ合ってくるだろうし、パネリストの人数を減らすのもありかなと思った。

 

「本土復帰」に限らず、過去の大きな出来事の「~周年」では、その出来事を振り返る関連イベントや報道が企画される。節目を大切にする国民性のせいか、過去の大きな出来事に関連した日を含め「記念日」がカレンダーにはあふれている。「記念日」は日々の生活の中で忘れがちな「歴史」を思い起こし再評価する契機ともいえる。

 

しかし、逆に言えば、「記念日」を設けないと、「歴史」が日常生活の中に埋没してしまう風土の国なのかもしれない。「歴史」は日々、自分の立ち位置や歩んできた道を確認する羅針盤のはずである。「歴史」を思い起こす機会を、「記念日」という短い期間だけに収めようとすれば、さまざまな意味合いを含んだ大きなテーマを無理にコンパクトにまとめることになり大雑把な議論に陥りかねない。記念日を大切にしつつも日々歴史を考える姿勢が大切なのだろう。

独特の衣装と動きが目をひく那覇ハーリー

「那覇ハーリー」が5月3日から5日まで、那覇新港埠頭で開かれた。全長14.5メートル、幅2.1メートル、重さは2.5トンの爬竜船を32人が漕ぐ。職場や有志でつくったチームが速さを競う場面が長く続くが、最終日の5日には「御願(ウガン)バーリー」、「本バーリー」があった。「ウガンバーリー」は神事で、歌に合わせてゆっくりと漕ぎ旗が振られる。「本バーリー」も一種の競漕であるが、那覇、泊、久米の3地区による伝統の対抗戦。ともにエイサーのように、コントラストの美しい衣装とメリハリのきいた動きが目を引いた。

 

5日は久しぶりの快晴。曇りや雨の日が多い沖縄では、晴れの日のありがたみを感じる。

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現実感を拒む月桃の花

近所(那覇市内)で月桃(ゲットウ)が花を開き始めている。先端部分が赤く全体的に白いプラスチックのカプセルのような蕾で、中から黄色い花が顔をのぞかせている。葉もプラスチックのような光沢を帯びているため、慣れないうちはどこか作り物っぽいというか、現実感を拒んでいるような不思議な雰囲気がある。いかにも亜熱帯の草花だろう。


孤独死

つい先日、某有名タレント・元キャスターの訃報では新聞紙面には「孤独死」の見出しが躍った。今回に限らず、一人暮らしの人が亡くなるとたいてい「孤独死」と呼ばれてしまう。

 

本当だろうか。生前、家族と同居したり友人と連絡をとりたいと願ったりしたいにもかかわらず、それが実現できず自分は「孤独だ」と感じながら死んだのだろうか。そのように、死ぬ直前の状況を綿密に調べたとは思えない。一人暮らしで死ねば、即「孤独死」と名指ししているのだろう。

 

確かに、自分の願いに反して「孤独」な状態に置かれながら死んだ人もいるだろうが、一方、自分の意志に基づいて「孤独」を選んだ人も少なくないだろう。そもそも、それは戦後日本が選んできた、個人のあり方の流れだったはずだ。多くの人々が、戦前まで延々と続いてきた地縁や血縁の縛りを嫌い、自分の意志で自由に生きたいと歩んできた。自由は孤独で購(あがな)う。初めから分かっていた結末のはずである。

 

もちろん、「孤独死」や「無縁死」を憂う人々も今から、戦前の地縁・血縁社会に戻れるとは思っていないだろう。「孤独死」や「無縁死」を受け入れようとする人々も、地縁・血縁に代わる人と人のつながりは欠かせないし、一人暮らしが万一急病になったときの通報システムもつくるべきとは考えているだろう。「孤独死」や「無縁死」という言葉が氾濫するのは、地縁・血縁社会に代わる新しい社会像を見いだせない嘆きや溜め息なのかもしれない。

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平敷屋エイサー

開催中の企画展「琉球と袋中上人 ―エイサーの起源をたどる―」にちなみ、沖縄県立博物館で平敷屋エイサーの実演が2月5日、行われた。

 

最近のエイサーは、色とりどりの華やかな衣装が目につくが、平敷屋エイサーは、頭に白い布を巻き、白の上下にねずみ色の絣という極めて地味な衣装。琉球王国時代の農民や僧侶の作業着だったという。

 

また、踊りもテンポのいい曲にあわせて派手に立ち回るスタイルが主流の中、ゆったりとした上下の動きが中心である。エイサーの古い形を残しているといわれるのも、もっともである。エイサーは一説には、鎮魂の意味を込めた念仏踊りから生まれたとされるが、平敷屋エイサーにはそうした荘厳さの香りがかすかに混じる。

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昭和のかおり漂う町並み

山梨県富士吉田市の下吉田・月江寺区域を歩いた。この界隈は、同市の織物産業が盛んだった昭和30年代、県内外から集まってきた業者たちが商いのあとで繰り出した歓楽街だったという。人の温もりが感じられる昭和の匂いが今も漂う。

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あの岡本太郎も、『沖縄文化論 ‐忘れられた日本』で「こんな小さな島の中に、どうしてあんなに数多く、豊かに残っているのか」と感嘆した、沖縄の民俗芸能を紹介する。

座喜味棒術

泡瀬京太郎


(このほかの伝統芸能)







A5判、沖縄探見社編、全112ページ

定価1,050円(本体価格1,000円+税) 

サンゴ礁、マングローブ、干潟、密林

ユニークで多様な自然に魅せられ

地域に根を張るスペシャリスト39人に聞く

沖縄の魅力、みどころ、歩き方!

(本書の詳しい解説やご注文はこちら


A5判、高橋哲朗著、全96ページ

定価945円(本体価格900円+税)

今、沖縄の環境に何が起きているのか。
ここ2,3年の動きを中心に、数字と図表
やさしい解説でまとめている。

(本書の詳しい解説やご注文はこちらへ)


B5判、高橋哲朗著、全192ページ

定価1470円(本体価格1400円+税)

 隠れキリシタンの末裔である日系ブラ
ジル人2世、平田進の人生をたどりながら
彼の目を通して変わり行く近代日本を描写する。 今、沖縄の環境に何が起きているのか。
ここ2,3年の動きを中心に、数字と図表
やさしい解説でまとめている。

(本書の詳しい解説やご注文はこちらへ)



著者:照井裕 発行:文進印刷 
定価:1050円(本体価格:1000円+税)

神経過敏症と裕福病に陥った現代日本を笑え! 
新沖縄文学賞(沖縄タイムス主催)受賞作家が
満を持して発表。絶望あり、犯罪あり、冒険あり
空想科学あり、希望の大地あり。横浜、沖縄
南米を股にかけた異色エンターテイメント小説




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電話:090-6856-1575  

 代表:高橋哲朗(たかはし・てつろう)